「シークレットジーン」〜作品解剖総論/裏話②


みなさまこんばんは。

 

引き続き新作「シークレットジーン」について書いていこうと思います。

前回のブログでは制作までの道のりや裏話を書きました。

そっちも読んでみてね。

 

今回はアルバム全体の主観的印象と、引き続きの裏話について書きます!

 

 

▼シークレットジーン〜総論

 

 

1.手の中の陽炎

2.アイロニー

3.夜と霧

4.砂の男

5.のこす

6.スティグマ

7.ブルーオーシャンへ飛び込んで

8.くだらない気持ち

9.酔生夢死

10.喜怒哀楽虚

 

 

全10曲と比較的コンパクトなボリュームに収まった。

もっと楽曲を入れようかとも思ったけど、通しての聴きやすさやアルバムのまとまりを重視しました。

音の質や歌唱については以前よりグレードアップが感じられるのではないかと思っています…!

 

今回は叫んでいるような曲も少なくて、プログレッシブな楽曲も少ない結果となった。

シャウトしているのは「のこす」、プログレっぽいのは「アイロニー」「スティグマ」くらいでしょうか。

w-m史でこれは新しい!と感じるような曲は少ないでしょうが、とはいえ今までとも結構違うと思います。

自宅のような安心感は残しつつ、新鮮な感じ。

綺麗なタワーマンションへ引っ越したけど、いつも通り麦茶を出すよみたいな感じです。

 

 

リード曲に持ってこれるような楽曲をたくさん詰め込んだつもりです。

全体的な比率を考えれば、いつもよりもメロウな曲が多いと思う。

w-mらしさと、リスナーがどんな曲が好きなんだろうということを意識しました。

言ってしまえばちょっと売れ線のマインドを入れつつ、自分が求められる音楽も内省しつつ。

この意識は3rd album「色即是空」からありますね。

ただ今回はよりポップだったかもしれません。

 

ここは割と苦悩してしまったので、次回はこのような作り方はしないと思います。

ただ良いもの、満足のいくものが作れたことは間違いないです。

音からは感じられないかもしれないでしょうが、全体構成を考えながら作った作品となったのでした。

 

 

 

 

▼裏話②

 

実はこの作品のリリース前に、コンセプトミニアルバムを作ろうと思っていたんです。

その作品名はずばり、「喜怒哀楽虚」です。

5曲入りEPで、喜、怒、哀、楽、虚をテーマに1曲ずつ。

5曲分のデモが出来上がっていたのですが、満足がいかずボツにしました。

それらのうち完成したのが、喜を表現した「手の中の陽炎」、虚を表現した「喜怒哀楽虚」でした。

 

 

 

今回はこれにて終わりです。

また会いましょう!