w-m Compilation Album

「My Turn, Your Turn」

Release:2020/3/10

 

01.第二音楽室のアリア - w-m

02.喪服を着て死んだ男 - TekeTeke

03.亀のように - w-m

04.しけもく - dadaji ueda

05.Lo-Fi - w-m

06.これから - #宅録お母さん

07.Human Apes - w-m

08.ロードムービー - ysdpm

09.Hollow - w-m

10.自縛 - 遠野 朝海

11.The Bridge over the River - w-m

12.静かな泣き顔 - Sister Ley

13.やさしさ - w-m

14.フィラメント - ラクダビルメンテナンス


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コンピレーションの概要

コンピレーション参加者はw-mの曲を、w-mはコンピレーション参加者の曲をカバーしています。
つまり互いの楽曲をカバーしあうことで構成されたアルバムとなっています。

■参加アーティスト■
dadaji ueda (Twitter:@Dadaji77)
Sister Ley (Twitter:@sisterley_band)
TekeTeke (Twitter:@tekenori)
ysdpm (Twitter:@ysdpm)
遠野 朝海 (Twitter:@tonoasami)
#宅録お母さん (Twitter:@TKRK_OKA3)
ラクダビルメンテナンス (Twitter:@A5o_rakudaBM)

きっかけと企画
①相互に関わり合えるコンピにしたかった

みなさんはコンピレーションアルバムを聴いたり買ったりすることがあるだろうか?
自分は買った経験はあるが、企画バンドのファンであるとか、参加バンドに好きなバンドがいるとか。
そういう時だけである。
そういうのってほとんど他のアーティストは聴かなかった。。
興味がなかった。
・・・要はコンピレーションアルバムって、コンセプトがしっかりしていないと一つの「作品」として扱うことがないなあと思っていた。
(かつて2回別のコンピレーションに参加させて頂き、そちらはコンセプトがしっかりしていたので良かった)
インディーズバンドとかだと顕著で、ただの寄せ集めでは面白さはほとんどない。
やっぱり参加してもらった方々それぞれに意義があるものにしたかったということから今回の企画に至った。


②アーティストとリスナーどちらも楽しめる作品にしたかった
今回の企画のきっかけは2つあった。
一つは、dadaji uedaさんが人の楽曲をカバーしているのを見ていていいなと思ったから。
もう一つは、TekeTekeさんの曲を聴いていてカバーしてみたいと思ったから。
過去のアーティスト作品を見ると、いろんなアーティストが一つのバンドをカバーしてアルバムを出すことは多々ある。
だけれどそこに相互性はない。
そんなことから、シンプルではあるけれど「相互カバー」をするという経緯に至った。
これならリスナーにとっても、好きなアーティストに触れられるし、こちらもそのアーティストの
カバーをして2度おいしい。
Win-Winだと思った。
そこでw-mをカバーしたい、自分の作品をカバーしてほしいの双方の気持ちがある方をSNSで募りお声がけさせて頂いた。
期せずして上記のお二人とも参加頂くことになり、他にもやりたいと思ってくれたたくさんの参加者が集った。
本当にありがとうございます。

③「純粋な気持ちで音楽を楽しみたい」気持ちがあり企画した

とても良い企画を思いついたと思ったが、踏み切れない理由があった。
「これはw-mの活動に意味があることだろうか?」
「w-mを聴いてくれる人からして、これは嬉しいリリースになるのだろうか?」
「参加者の迷惑にならないだろうか?」
そんなことを考え始めてしまって、約3ヶ月ほど迷った。
しかしライブ活動も休止している2020年3月現在、音楽活動は続けていたいと思っている。
活動の理由や意義まで考えたが、ここで思ったのは「何も気にせずに楽しみたい」ということだった。
ここで私情をつらつらと綴ることは控えるが、音楽を作り演奏することは自分にとって時に苦しみでもある。
そんな状況を忘れられる場になるなとも思って、企画させて頂いたことは事実である。
実際に作品を双方に作り上げることは、とても楽しかった。
本当に個人的な感情の都合もあったが、参加頂いた方々には本当に感謝している。
Trailer


01.第二音楽室のアリア

 

Original


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原曲キーから-2ON TEMPO

この曲が大好きで、今回のコンピを企画するきっかけになった曲でもあります。

透明感と若さは原曲のように残したいと思いました。

アレンジを様々加えようと思いつつも、弦楽器演者からすれば原曲のパーツが秀逸なのでたくさん残す形になりました。

このコンピ内でも最も原曲に近い形となっています。

苦労したところは1Aの不協和音をどうしようかというところと、1サビ後の独白のタイミング。

独白は左右で別のものを入れていますが、難しかったですね。

ベースはごりごりにして、「静」と「動」のメリハリをつけようと思いました。

「静」の部分はどう出すかということで試行錯誤しましたが、一つはボーカルの息の量を増やすということにしました。

あとギターで雫のような音をたまーに入れています。

最後のギターソロは後付けなんですが、はまったので入れて良かったと思います。

 

この曲のお気に入りポイント=1サビ後のコーラス

 


02.喪服を着て死んだ男

 

Original


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こんな風にアレンジしてくるとは思っていなくて驚きでした。

ここまで大胆にコードを変えたのは多分TekeTekeさんだけですが、コードを変えるってなかなか勇気がいるものかと思います。

ピアノも多く入っておりまして、この曲にこの楽器をチョイスするところもまた驚きです。

一番驚いたのは、カバーなのに完全にTekeTekeらしさが出ていることです。

素直に感心しますしアーティストなんだなあと思いました。

2Aのところのベースなんか完全に昇華されているなと思います。

2サビ終わりも展開を変え、オーケストラチックになっています。

「喪服を着て死んだ男」は少しネオクラシカルな部分がありますが、とっても合いますね。

おそらく歌詞の意味まで考えて展開も作ってもらったと思うのですが、良い意味でさわやかにはなっていると思います。

この曲をカバーしてくれたことにとても感謝しています。

 

この曲のお気に入りポイント=2サビから入るシンセ

 


03.亀のように

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原曲キー、ON TEMPO

よく家事とかしてるときに口ずさんでいた曲です。

原曲はあまり生楽器が入っていないところと、スムーズな流れが特徴かなと思います。

やはりここは自分らしく変えようと思い、ライブでも演奏出来るようなアレンジを意識しました。

どうしてもイントロはギターなどで表現出来なかったのでシンセを使用。

あまりシンセは慣れていないので音作りが最も苦労しました。

また、原曲も基本跳ねるフレーズが入っていたため、ノリの部分では縦ノリを出したいなと思いました。

歌い方はスムーズなままで、楽器隊でノリを出したつもりです。

原曲はワンコーラスくらいの長さなので、僭越ながら展開を追加しましたが、ここは特に縦ノリポイントになっています。

あとシンセベースではなく生ベースを使用しましたが、こんなフレーズ弾けるのかなと思いながら作りましたね。

結果としてかっちょいいフレーズになりましたし、さらに縦ノリが際立ったと思います。

いいフレーズすぎたので自分の曲とかでいつか使おうかななんて思ってしまいましたが、もちろん元はdadajiさんのおかげですので、この曲で弾き倒そうと思いました。

 

この曲のお気に入りポイント=イントロのベーススラップフレーズ

 


04.しけもく

 

Original


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dadajiさんは当初からこの「しけもく」が好きだと言ってくれていて、ありがたい限りです。

20のとき、たばこを吸い始めた頃作った最初の代表曲のようなものが、こんな形になるなんて・・・

感激です、昔の自分に教えてあげたいです。

全体的なアレンジは忠実目になっているかと思いますし、意識して頂いたのだと思います。

やっぱり一番聴いちゃうのは歌声ですね。

元々とても良いと思っていますし、こう、自分と違ってスパっと出すのが特徴かと思うので、聴いていて気持ちいいんです。

イントロやサビ、2サビ後のギターはアルペジオ風になっていまして、これもまたエモいなと思います。

ギターやベースは完コピに近いところもあって、なんか恥ずかしさとか嬉しさとかいろいろ覚えました。

最後に、dadajiさんには「静かな泣き顔」という曲をカバーして頂いたことがあり、とっても嬉しかったのを覚えています。

そんな感情があったからこそ、その3日後にコンピをやろうと決断出来ました。

この企画も出来たのだと思っており感謝が尽きません。

 

この曲のお気に入りポイント=ラスサビの「何を愛していく~」の歌い方

 


05.Lo-Fi

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原曲キーから+3TEMPO DOWN

宅録界隈では有名な曲ですね。

代表曲でもあるかと思いまして、#宅録お母さんのソロ曲ではなくて、Finally Finedaysの方の曲を選択させて頂きました。

既にいろんなトリビュートがされていますが、かっちりはめた生演奏っぽい音源はないなと思いこのようなアレンジに。

やはりこの曲もライブで演奏されるところを想像しながら作りましたが、イメージとしては大きなホールではなく小さなハコの音のイメージです。

原曲を聴き込むほど、優しい印象を受けました。

結構激しいアレンジも考えたのですが、まあ、結果的にはカフェでもかけられるくらいの穏やかさにはなっているのかなと思います。

普段とは違うドラム音色のミキシングを加えて、スタジオ感がある自然な感じにすればスッと入ってくるかなと。

ただそのままやっては面白くないので、展開をつけたいと思いました。

採用したのは「基本的に終始ギターのオブリガードを入れる」ということで、飽きないように工夫したつもりです。

あとバッキングギターも1番と2番では地味に変えていて、2番ではコード進行もちょっと切なくしました。

これも原曲は短めの曲なのですが、流れとしてはギターソロが一番自然かとも思いましたし、セッションっぽく終わらせたところもあります。

最後に隠し味として、マスタリングにてテープシュミレーターを使用して音を汚しています。やっぱりLo-Fiですからね!

 

この曲のお気に入りポイント=ボーカルのラストの「いぇへっえぇぇ~ぃ(※Yeahの意)」という表現

 


06.これから

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この曲は、w-mを聴いてくれている人からしたらマイナーな曲かもしれません。

(というか1stアルバムは全体的にそうですね)

だけど作った当初は「すごい良い曲が出来た」って思っていましたので、こうしてカバーで選んでもらえたことが意外でしたし嬉しかったんです。

曲調は保ちつつも、アレンジは大胆に変えて頂いたなと思います。

第一印象は「可愛い」というものでした。

ちょっとチップチューンっぽい(?)感じで、あまり聴かないこのジャンルに目覚めそうでもあります。

あくまで僕の感想ですが、とっても#宅録お母さんらしいアレンジになっていると思います。

音の散らばし方や音のチョイスが絶妙だと思いますし、ロック聴かないよって人でもこのアレンジなら愛されるだろうと確信しています。

ちょっと話は逸れますが、実はコンピリリースの数日前に色々と疲れ切ってしまったことがあり、その時にこの曲を聴きました。

普通に泣きそうになってしまいましたね。

原曲を作った20歳の自分と、このカバーをしてくれた#宅録お母さんと、化学反応が起きたようでした。

 

この曲のお気に入りポイント=イントロの「トゥルットゥ」のウィスパー/ラストの転調

 


07.Human Apes

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原曲キー、ON TEMPO

原曲はとってもシンプル。

ホントに良い意味でシンプルを極めたような曲で無駄がないためどうアレンジしようか結構迷いました。

まずはこのシンプルさも一部崩した方が自分らしいかと思い、激しくするポイントを作りました。

ギターを歪ませたVerseについて、ここは複雑なことをしない方がカッコイイと思ったので、ロックとしてはとてもシンプルなことをしています。

自分らしさを加えるために、自分の必殺技「ディストーション+コーラス」の音をほんのり使っています。

さて、それだけでは物足りないので他にも考えることに。

原曲から感じていた印象はThe Beatlesのような陽気さと子どもがはしゃぐような風景。

でも歌詞読むと現代社会へのアイロニーとなっているんですよ。

考えた結果、音では陽気な人間の狂った感情を出しながら、ボーカルは歌詞の主人公の気持ちになって表現しました。

なのでピアノを加えたり、子どもらしさの象徴的な音(?)でもあるバイオリンのピッチカートを入れたり、コーラスを増やしたりしました。

(おもちゃの音とか入れたバージョンもありましたがボツになりました)

途中の語りはエフェクトかけてなくて、声優になった気持ちで3種類の声を重ねました。

この歌詞のようなことを思う人は一人じゃないよっていうメッセージでもあります。

 

この曲のお気に入りポイント=ラストのボーカルのハイトーン

 


08.ロードムービー

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この曲も個人的にはとても大切な曲で、w-mの中でも特別枠みたいな曲です。

でも多分そんな日の目を浴びていない。

これをチョイスしてもらえたことも嬉しく思います。

ysdpmさんの歌声は素晴らしいと思っていますが、今回は日本語歌詞を歌ってもらったことに新鮮さを感じました。

むしろ「歌わせてしまったー!」くらいな感じですね。

やっぱり唯一無二の歌だなと改めて感じました。

ドラムの音とか、やっぱり使用しているものが同じというのもあって音がw-mに近いですね。

ギターはちょこちょこ泣けるアルペジオを足してくれています。

原曲だとギターソロやオーケストラが入るのですが、それらを全てコーラスでカバーしてくれました。

そこは驚きました。

自分が好きな歌声をふんだんに使ったアレンジは嬉しく思いました。

最後に余談ですが、ysdpmさんは若くて、w-mが活動し始めた頃にやっていた無料CD配布企画にてCDを受け取ってくれてるんです。

こんな風に一緒に出来たことはなんだか感慨深いです。

 

この曲のお気に入りポイント=大サビのコーラスワーク


09.Hollow

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原曲キーから-1TEMPO UP

ギターを使って包み込むようにしたかったのです。

原曲はピアノ弾き語りですが、僕の場合はギターの優しい部分を出したいなと。

原曲キーでも歌うことは出来るなと思ったのですが、半音下げの方がテンションがゆるんで優しいイメージが出るかなと思いました。

簡単なコードも多用しています。

流石ピアニストの曲ということもあって、コード進行には驚きましたね。

自分では絶対に考えられない進行や転調があります。

めっちゃ苦労したのは、イントロで原曲にはないフレーズを入れたのですが、転調の兼ね合いを考えて作るのが大変でした。

うまくはまったと思ってます。

BメロのドラムはAメロの流れを引き継いでますが、サビへの緩急をつけるためにギターとベースは少しだけ跳ねさせました。

実はレッチリを少し意識したんです。

サビの広がりは気持ちよくなったと思いますし、歌の部分では終始伸びやかに保つことが出来たかなと思います。

 

この曲のお気に入りポイント=イントロのギターフレーズ

 


10.自縛

 

Original


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「はぁ~こういう風になるのか」と溜息さえ出たと思います。

w-mの中では静かながら嫌悪感を詰め込んだ曲になります。

めちゃくちゃ遠野さんらしくアレンジしてもらったと思います。

しかしながら、この曲結構歌詞が汚いんです。

「クソ」とか「反吐が出そう」とか、そんな言葉を言わせてしまった!という感じは否めないですね

(だけどそこが気に入っていたりします)

使われている楽器はビートとピアノ(ラストにシンセ)のみ。

よーく聴いて頂きたいところはピアノです。

自分はピアノはあまり弾けませんが、楽器としての奥深さを超絶感じました。

コードとしては同じでもこんな風に変えられるのかと思います。

ピアノによるアレンジの広げ方は無限大ですね。

そこが活かされている1曲だと思います。

 

この曲のお気に入りポイント=サビ/大サビのピアノアレンジ

 


11.The Bridge over the River

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原曲キー、TEMPO UP

一番w-mらしくアレンジ出来たかなというのが正直なところです。

凛とした印象を出したくて、イントロから変えています。

その後1番は基本的に原曲に近いアレンジになっています。

2番から、歌詞に合わせて感情を出していきたいと思いシャウトも取り入れました。

この2Aメロの流れるような展開は良くできたと自負しています。

ベースもかっこよくなったし、ドラムで16ビートにしたりしています。

一方で原曲のようなヤマグチさんの綺麗な裏声も残せればと思い、頑張りました。

ギターソロの部分は、こちらも負けるものかと思いながら速弾きを入れました。

ソロの裏部分のドラムが何気にエモくて、結構気に入っています。

 

この曲のお気に入りポイント=2Bメロの展開/アウトロ


12.静かな泣き顔

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Sister Leyは今回のコンピで唯一参加頂いたバンドです。

そしてw-mの中で唯一の弾き語り楽曲ですので、それをSister Leyが選んでくれたのも良きチョイスに感じています。

3人のメンバーで作ってくれたということだけでも嬉しいものです。

メロトロンが使用されていますが、この曲とかなりマッチしています。

僕もこの曲をバンドアレンジするときは採用したいくらいです。

細かい話なんですけど、キックの音色が多分一番生楽器らしいんですよね。

やっぱりバンドマンが作るサウンドです。

しょっぱなからコードを変えていて、サビも実はアレンジされています。

サビ前まで暗い印象が増して、サビで明るい印象が増した感じ。

こうした曲調はVoのヤマグチさんにも合いますね。

結局のところ、一番の感想は「エモい」ってことです。

「エモい」って、今時のJKが使う意味ではないですよ。

本来のエモというジャンルの意味で、言ってしまえば哀愁です。

これも泣ける1曲にしてもらったと思います。

 

この曲のお気に入りポイント=大サビのエモさ


13.やさしさ

 

Original


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原曲キー、TEMPO UP

歌詞を読んで、この曲は怒りがテーマであり優しさがテーマであるなと思いました。

そこを表現するのはやはりボーカルかと思いましたので、ボーカルの表現に一番力を入れました。

イントロから珍しくピアノを使い、宗教っぽいドラムやコーラスを入れたりしたのは全て「怒」の激しさを出すためです。

サビに「畜生」というなんとも伝わりやすい言葉が入っているので、そこに向けてのテンション作りをABメロでしています。

今回のコンピレーションの中でもラクダさんは最も音楽性が近いと思っているのですが、それもあってアレンジはしやすかったです。

ギターソロなんかも自由に弾かせて頂きました。

一度音源が完成したときに、何か足りないと思いました。

歌はいいとして、楽器の方でテンションが追いついていないなと思いました。

当初サビのキックは「ドン、ドドン」という感じだったのですが、シンプルに「ドンドンドンドン」と変えることで疾走感を出せました。

あとはイントロの宗教臭さがいいなと思ったので、それを引き継いで2サビ終わり後でもおどろおどろしさを出したいなと思い変えました。

そうしてベースソロのようなパートが出来上がったのです。

 

この曲のお気に入りポイント=ギターソロ/ベースソロ


14.フィラメント

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正直今回の中で一番衝撃を受けたのはこの曲でした。

なんというか、度肝抜かれたんですよね。

原曲を作った自分としては裏切りの連続でした。

エレクトロ激しいドラム頭を振りたくなるブレイクラストの情緒的なコードを変えてロックな展開へ

ラクダさんの中でもここまで激しいのもなかなかないんじゃないかと思いますので、w-mのことを考えてのアレンジや歌なのかなと思っています。

実は現在のw-mの楽曲の中でも、この曲は最も古い曲なんです。

高校生の頃に組んだ最初のバンド名もw-mで、16歳の頃に作った曲なのです。

(歌詞だけ後に書き換えて、初代w-mについて思い浮かべながら書いています)

なので原曲のアレンジは若さも残しておきたいと思って、シンプルなものになっています。

インディーズ臭いというか。

なのでアレンジする幅はある意味広かったとは思うのですが、普通大人っぽくアレンジされると思うんです。

この曲のアレンジは若くもなく大人びてもなく、とにかく熱い。

そのアレンジもとても気に入っています。

この曲もあんまり聞かれていない曲だと思いますが、選んでもらえて嬉しかったです。

フィラメント、名曲ですね!嬉しく思います。

フィラメント、名曲ですね!

 

この曲のお気に入りポイント=ラストの「笑え」という歌詞のところの叫び