MskixOne

〜Breaking the habit〜


 

うす、w-mのいしはまです。

 

私事で恐縮ですが、元々ロック畑の人間でそこから出られずに生きてきた結果、エレクトロ全般に疎いという状況でございます。

それでも良い曲はたくさんみんなから教えてもらって、「あ〜この展開いいな」とか「この音作りどうやるんだろう」とか、そういう聴き方をしたりしているわけです。

だからね、どうしてもまだレビューにおいては至らない点が多くなってしまい、レビューするなんておこがましい方々がたくさんいるわけなんです。

でも「歌モノ以外のレビューも見たいです」なんてお声も事実上がっていたし、確かにどなたを紹介したい気持ちはビンビンありました。

そんなとき、本日レビューするこのお方の音楽を何気なく聴いていて、身体がめちゃくちゃ揺れていることをキッカケに「とりあえず伝えてみろ!」って元気をもらったわけでした。

 

何言ってんのみたいな感じですが後に分かるはず、本日はMskixOne氏をご紹介します。 

(Vol.13・・・2019/2/19)

 

MiskixOne

 

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Bandcamp (PizzaSteeveRecords)

 

 

MiskixOne氏。

あまり込み入ったプロフィールは知らないのですが、SNS上ではちょくちょくお世話になってますというか面白い方です。

PizzaSteeveRecordsに所属しているようで、そちらから多数のEP/アルバムをリリースしている。

本日ご紹介していくのは最新作のものが中心となるが、2019年には2月現在までに既に2枚もリリースしている。

さて、このレビューをご覧になっている方はおそらく様々な趣味嗜好があって、一言で「エレクトロ」と言ってしまえばあまり聴かない方もいると思う

そう、以前までの俺のように。

そんな人こそ、ある意味でMiskixOne氏の音楽は入門になりえる

全てが壊れるかもしれない

と、いつものように前置きは長くするなよということで、1曲レコメンドさせて頂く。

最新作「Move to here」からM2「Go to the Place of Mommy」である。

 

・・・特に初見の皆様はいかが感じたであろうか。

俺は正直この始まり方、音圧の高さに笑ってしまった。

こんなんありかよ・・・そして鳥肌が立つようなビートがちりばめられていく。

クラブなんかで聴いたら相当気持ちいい音であろう。(ちなみに俺はクラブに行ったことがない)

MskixOne氏の音楽の核とも言えるが、この実験的で凶暴なサウンドがエレクトロというぎりぎりの枠から越えているように感じる。

チルアウトどころかクラッシュアウトしてしまいそうな音楽だ。

しかしこの一曲をとっても、サビと称していいのだろうか、中間にメロ部分があり、そちらはなかなかのポップな進行となっている。

MskixOne氏の音楽を知る人はこの破壊的サウンドに魅了されていることかもしれないが、俺は彼の繊細なメロディセンスに気づいたとき、アーティストとしての奥深さを感じたわけだ。

メロディアスな音階が好きな人、嫌いな人、それぞれであろうが、俺はMskixOne氏はメロウな作曲家サイドであると思ったし、だからこそ俺みたいな畑違いな人間でも惹かれたのだと思う

(ここのポイントは本日の記事において伝えたい大きなポイントである)

同アルバムより一曲、M3「Good funeral」。

上記のことを証明するように、敢えて対照的な作品を紹介したい。

俺はサンクラにアップしているMskixOne氏の音源しか追えていなかったので、こういう曲調があるなんてさも知らなかった。

ピアノが美しいのは聴けばもちろん分かるのだが、ビートがMskixOne節の融合であり、ビットクラッシャーをうまく使いこなしたかのようなサウンドがちょうどいい。

俺だったら自分のライブの登場SEにしたいくらいだ。

別のレビューでも触れたかもしれんが、インストにタイトルを付けるってどうやっているか気になることがある。

こちらの曲名は「Good funeral」。

実際の出来事か、彼のイメージからか、このタイトルにはこうしたサウンドが奏でられるのかと、なんだかいろいろな妄想を膨らませてしまった。

 

EP全般の感想を言えば、壮大かつ比較的クールにまとまっているM1「DiveLive5」、曲の隙間と美メロが気持ちいいM4「I'm waiting for your First Cry」、4つ打ち調のM6「polygon ash」など、どれをとってもMskixOne氏の音なのだが、よくよく聴けば結構ジャンルが違う。

俺は初めてこのEPから入って良かったのかも知れない。

現に他3枚のEP/アルバムを拝聴したわけだが、全曲通してそれはもうちょうど良くまとまっている。

念を押せば音圧感は他作品よりほのかに高いように感じられ、圧倒させられた原因になっているかもしれない。

まだまだ彼の作品を聞き尽くしたわけではないので、過去作も追っていきたい限りだ。

うおー来たぜ!!!もう、壊せえええええ!!!!!!

こちらはもう一枚の新作EP、「plug out」より「GoodBye2018」。

もう俺はうまくレビュー出来ません。

褒め言葉として、そういう音楽ではないのかもしれない。

音だけで耳が幸せになると言う者がいるが、俺にとってそれがこんなにノイジーな音だとは思わなかった。

でもやっぱり展開もクサくて好きだ!

 

俺はこの音楽をどう形容出来るのだろうか、やはり一抹の不安を抱えながら書いてきた。

とりあえず「かっこいい!」って読者に伝われば本望

ただジャンルなんかはよく分からないし、チョイスしたのも俺の独断でしかない。

全く通なコメントを添えることは出来なかったが、今もタイピングしながら曲を聴き、頭が揺れている。

ここまで攻めたアーティストはなかなかいないのではないか、それとも俺が無知なだけか。

いずれにせよ、俺の音楽意識改革に貢献頂いた方である。

幅を広げてくれたし、純粋なかっこよさを教えてくれたと思っている。

んーーー、やっぱりサウンドとビートが大きいのかな。

言葉ではうまく伝えられなくて恐縮ですが、読者の方々は感覚的に感じてもらえていると信じている。

 

最後の最後になるが、MskixOne氏から尊いメッセージを頂いている。

皆さんにも、彼の音楽を聴きながら是非噛みしめてほしいと願うばかりだ。

では。

 

 

-MskixOneさんより-

 

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